【 リビングデッキの家 】
間口の狭い敷地に建つ都市型住宅です。光や風を感じられるようリビングを2階にし、リビングから連続したバルコニーがさらに1階空間とを立体的につなぎます。親しい人が気兼ね無く訪れたり、子供たちの声を街に響かせたりと、街に開いた外部リビング=「リビングデッキ」として機能しています。
2階のリビング。黄色のドアの向こうは子供部屋です。屋根勾配なりの高い位置に天井があり、大きな開口部からたっぷりの日差しが入ってきます。
リビングに面した子供部屋内部。ここも天井が高く、ロフト空間のような造りつけのベッドがあったり、ベッドに昇ると小窓からリビングが見えるなど、楽しい仕掛けがあります。
リビングからキッチンを見ています。奥の方は水廻りで、お風呂から洗濯、物干、収納までこなせるようになっています。
2階のリビングからバルコニーを見ています。隣家とお互い視線が合わないよう目隠しを廻しています。休日は家族そろってバルコニーで朝食を楽しむそう。
玄関までのアプローチ部分。緑色の板張り部分は物置で、雪かき道具や自転車、冬タイヤなどを収納すると共に、2階を支える構造体となっています。子供たちには、あちこちぐるぐるまわれて楽しい空間。
青森県主催の「あおもり優良木造住宅コンテスト2000あずましの家」に入選した作品です。