【 山並みコートハウス 】
南向きの道路から奥行きのある敷地に建つ住宅です。建物も奥行きを活かして中庭を設けつつ、採光用のトップライトが山並みのように見えるデザインとしています。
奥にあるプライベートエリア(各個室)が中庭をはさんで、道路側のパブリックエリア(LDK)と向かい合っています。中庭(コート)は家の中の床と同じ高さのウッドデッキになっていて、空間の広がりを感じることができます。
道路に近いパブリックエリアのLDKです。キッチンからも正面に見える位置に、テレビを置くための家具を造りつけています。左側はパソコンコーナーで、黒い塗装を施し空間のアクセントに。
キッチンは玄関から別ルートでも入れるようになっていて、玄関収納を兼ねたバックヤードも充実。
玄関ホールからリビングに入ってくるときにキッチンの中が見通せないように、光を通す仕様の壁で視線をさりげなく遮っています。
大きな高窓から落ちる光が、キッチン内部を明るくしています。ゆるいカーブの天井もやさしく光を反射します。
中庭のウッドデッキをはさんだリビングの向かいには和室があり、来客時にも活用できる憩いのスペースとなっています。
和室の横は吹き抜けていて、2階の子ども部屋前の共有スペースが見えています。
たくさんの光が階下にも届くように、吹き抜け横の廊下は一部スノコ床になっています。
子ども部屋前の共有スペースにはピアノを置く予定で、ここからバルコニーにも出られます。
子ども部屋内部には、ロフトベッドや本棚、クローゼットを造りつけています。
子ども部屋は2つ並んでいますが、扉を閉めても使えるようになっています。
キッチン上部のように、こちらもカーブのついた高い天井になっていて、大きな高窓からも明るい光が入ります。
奥のプライベートエリアは、道路側のパブリックエリアが目隠しになり、中庭を通じて光や風を思いきり採り込むことが可能になっています。