【 山小屋コートハウス 】
住宅地に建つ中庭(コート)のある平屋の家。薪ストーブの炎を見て過ごすひと時を、普段の暮らしでも楽しみたいとの思いを込めた住宅です。中庭は20坪の広さがあり、四季折々の表情を楽しむことができます。
建物を上から眺めた写真です。中庭は建物により適度に囲まれ、グレー色に塗られた木製たて格子が道行く人からの視線を緩やかに遮っています。外壁はガルバリウム鋼板と木を使いモノトーンでまとめています。
北側の道路に面して玄関があります。屋根の上に薪ストーブの煙突が見えています。
玄関を入ると、屋根の傾斜がそのまま現れた高い天井のリビングになっています。「青森県産材の柱・梁・床板」「ストーブ背面の構造用コンクリートブロック」「障子」といった本物の素材の持ち味を生かしています。
ストーブに薪をくべながら、雪の降る中庭を眺める生活はとても豊かに感じられます。この住宅では、山小屋で過ごすような極上の時間を味わうことができます。
青森県産材のヒバを使った浴室。ほのかなヒバの香りが、心と体を癒してくれます。
リビングとキッチンが、中庭を囲むようにL型に配置されています。キッチンからも中庭の景色を眺めながら、料理を楽しむことができます。建物の奥のほうには中庭に沿って個室が続いています。
中庭には広いウッドデッキを設けました。住宅地でありながらも囲まれたプランのお陰で、周囲からの視線を気にせずにくつろぐ事ができます。