【 海辺の家 】
陸奥湾と下北半島を一望できる、海沿いの鉄筋コンクリート造住宅です。海側の2階にリビングがあり、大きな窓とバルコニーから朝日が昇るのが見えます。
リビングから見える、陸奥湾と下北半島の雄大な景色。
海の反対側にもバルコニーが設けられていて時折り走る電車や、夕焼けの素晴らしい景色を眺めることができます。
2階のリビングは外断熱にすることで、内壁にコンクリート打放し面を見せています。海側の大きな窓は、サッシが壁外側に全部引き込めるフルオープンタイプなので、開け放つと海辺の景色が眼前に広がります。
リビングには蓄熱暖房器などが組み込まれた造り付け収納を設けています。
2階の子供部屋も、海に向かって大きな窓と勉強机を設けています。窓からフェリーを見ながら、兄弟で仲良く並んで使う机です。
子供部屋の出入り口は二つあり、将来部屋を仕切ることもできます。出入り口上部はロフトになっていて、両端にそれぞれ梯子をつけてあります。
子供部屋のロフト上部です。段に腰掛けると、目の前の窓から海がパノラマ状に見えます。
客間用の和室に設けた床の間は、間接照明を用いた奥行き感のあるものとなっています。
寝室では、ベッドを置く位置に合わせてスイッチに手が届くように配慮しながら照明器具をつけます。
ベッドサイドには、パソコンが置けるデスクが造り付けられています。
階段は、視線や光が通る透かし階段で、素足にも優しい木製の段板です。
2階にリビングがあっても、このようなホームエレベーターがあれば将来への備えとして安心です。買い物などの重い荷物を運ぶ時にも、とても便利です。
段差のない玄関の下足部分から玄関収納へ入れる様になっていて、コートや靴の収納スペースを通って廊下へ出ることができます。
この敷地では、地盤の強度があまり期待できなかったため上の写真のような太くて節のついた杭を打っています。
壁用に組まれた鉄筋の様子です。オレンジ色の板が型枠の片側です。スイッチボックス類もあらかじめ位置を決めて固定しておき、もう一枚の型枠ではさんでからコンクリートを流し込みます。
屋根用に組まれた鉄筋の様子です。
コンクリートを流し込む時には、ずらりと並んだ鉄筋の間にきちんとコンクリートが入っていくように、複数の人が一緒に突付きながら一気に作業します。
コンクリートが固まって型板をはずしたところです。つるっとした美しいコンクリート面が現れて、うれしい瞬間です。
津軽の厳しい海風に負けない、力強いコンクリートの建物です。